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2011年10月16日

ストロンチウムとカルシウム

最近、カルシウムのことで、質問を受けることが増えています。



理由は、ストロンチウム被曝と体内カルシウム濃度には、「関係がある」という学者が多くいるからだと思う。


「放射能被曝環境下での、子育て大変です。」



各種放射能に関する書籍や弊社顧問の日本大学名誉教授田村先生にも助言を戴きながら、解説していきたいと思います。


今回は、「ストロンチウム」の前に、放射線食品について教えてもらったことを書いてみます。




Q:放射性物質とは、原子力発電所だけに存在するものですか?

A:自然界に存在するそうです。放射性カリウムは、植物の中に含まれ、人体に含まれる炭素14という放射性物質を含んでいるそうです。

日本の自然被曝量は、年間1.5ミリシーベルトで、世界平均が、2.4ミリシーベルト。ブラジル・インド・イラン・中国では、年間5~10ミリシーベルトですので日本は普段から放射線が少ない国だったのですね。

年間5~10ミリシーベルトの地域での被曝検査の中には、「癌発生率」「遺伝子異常発生率」「乳児死亡率」とありますが、他には「身長・体重の低減」という言葉もあり、放射能と身長の関係もあるようです。



Q:日常流通している食品中の放射線について

A:福島第一原発事故以外でも普段私たちが食べている食品の中には、「被曝食品」があります。


食料産業の分野において、農作物などへの放射線照射の実用化研究が始まったのは、ソ連(当時)が1958年にジャガイモの発芽防止に放射線を利用したのが最初といわれています。

ジャガイモやタマネギなどの発芽組織の細胞は放射線の影響を受けやすく、他の部分の細胞はあまり影響されないので、商品価値を落とさずに発芽を防止することができます。

比較的低線量で照射されたジャガイモやタマネギは、芽を出すことなく半年以上も常温で貯蔵することができます。



日本でも食品照射の実用化研究が始まったのは、1965年に原子力委員会の中に食品照射専門部会が設置されてからだそうです。
その研究テーマは、ジャガイモとタマネギの発芽防止、コメとムギの殺虫、ウインナソーセージ・カマボコ・ミカンの殺菌等でした。



これらの成果に基づいて、1972年にジャガイモの照射が厚生省から認可され、1974年に北海道士幌町に照射施設がつくられ実用化に至っています。


照射ジャガイモは市販されていますが、食品衛生法で包装容器にその表示が義務づけられているそうです。 
みなさん見たことありますか?


日本では今日までジャガイモ以外に照射を認可された食品はありませんが、海外から輸入されている食品は見分けがつきませんよね!


【海外での放射能照射食品】

●香辛料
放射線照射による殺菌は、加熱やガス殺菌法などに比べて品質に及ぼす影響が小さいので、香辛料の殺菌法として最も優れているといわれています。


●乾燥野菜
香辛料と同様に細菌胞子による汚染を除去するために、放射線細菌が有効で、多くの国で実用化されています。


●水産物
輸入される冷凍エビなどは腸炎ビブリオ菌やコレラ菌等に汚染されることが多く、食中毒の原因になることもあります。薬品を使用せず殺菌するには放射線照射しかないので、オランダ・ベルギーで実用化されています。


●畜産物
トリ肉のサルモネラ菌による汚染がアメリカなど先進国で問題となっています。その対策として、放射線殺菌がすでにフランスやオランダでは実用化されています。


●果実類
果実の放射線殺菌で、一番早くから注目されたものにイチゴがあります。しかし、包装において照射することにより商品の棚期限を約1週間延長することができます。フランスでは、許可されて実用化されています。


*そういえは、最近バナナの袋にも何らかの加工がしてあると思いませんか?袋の中に入れておくと黄色のままですが、袋から出した瞬間みるみる色が茶系にかわるので、もしや、放射線殺菌なのかもしれませんね!


これら、放射線照射は人体に危険という見解もありますが、健康被害などの報告は今のところないようですが、「身長」にとっては マイナス要素。


放射処理された食品には、容器包装段階で表示が義務付けられています。
買い物の際は、十分チェックしておきたいものです。



今、話題になっているストロンチウムは、身体に十分なカルシウムが摂取されていれば被曝を最小限に抑えることが出来ると言われています。



しかし、カルシウムにも種類があります。カルシウム溶解度実験してみました。
実験の様子はコチラ


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次回は、自然界に無い放射線の影響をお届けします。


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Posted by しばやん at 17:33│Comments(0)マゼカル
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