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インフルエンザ予防ワクチンの落とし穴
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~ワクチンを信じきって痛い目を見る前に!~
冬になり、空気が乾燥し始めてきました。
この季節、お肌の乾燥と共に気をつけてほしいのがインフルエンザです。
「国立感染症研究所」によると、
3週間前より徐々にインフルエンザが広がっている様です。
最新情報によると
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2012年第46週(11月12〜18日)のインフルエンザの定点当たり報告数(注)は
0.14(患者報告数686)となり、第43週(10月22日〜28日)以降増加傾向。
都道府県別では沖縄県(1.83)、佐賀県(1.59)、福井県(0.38)、
秋田県(0.33)、岐阜県(0.32)の順となっており、地域的には
大流行が発生する可能性「注意報レベル」に達するエリアはまだ存在していない。
2012年第36~45週の10週間では、インフルエンザ・ウイルスの検出は、
AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順である。
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(注)定点当たり報告数・・・「定点」と指定された全国の医療機関で
1週間に受診した1医療機関当たりの平均患者数。
数値が高いほど発生度が高く、1以上で流行開始レベル、10以上で注意報レベル。
ここ10年を見てみると、2005年の大流行の年に比べると例年並みの勢いです。
しかし、12月に入ると人が集まる行事が増え、
インフルエンザの流行が本格化するのか定番の様です。
インフルエンザウイルスは、人間の気道の粘膜細胞内で増殖します。
そのため、インフルエンザウイルスの表面は、蛋白質の粘膜で覆われており、
細胞に侵入するための突起がついています。
インフルエンザウイルスは、この突起の形やウイルス内部の蛋白質の違いで
大きくA型、B型、C型に分類されます。
まず、分類の際に全体の約58%を占めるのがA型です。
非常に変異しやすく
ロシアかぜ(H1N1)や香港かぜ(H3N2)などのほか、
最近はヒトへの感染が懸念されている鳥インフルエンザ(H5N1)も
A型に分類されます。
次にB型は、変異しにくく臨床症状からはA型とB型の区別はできず
A型と同様、ヒトインフルエンザの病原体として重要です。
そしてC型。これは変異しにくく、A型とB型が共通して持っている
HAとNAという二種類のスパイク(ウイルスの表面にある突起物)がなく、
その代わりにHE(ヘマグルチニン-エステラーゼ)と呼ばれる
HAとNAの両方の役割を演じる一種類の「スパイクタンパク質」を
有しています。
そしてタチが悪いことに、これら3種類のインフルエンザは、
感染源や流行の仕方などがそれぞれ異なるのです。
もしウイルスが気道粘膜に取り付けば、猛スピードで増殖し、
16時間後には1万個に、24時間後には100万個に増えて
粘膜細胞を破壊し始めます。
そのため、インフルエンザの潜伏期は非常に短く、
短期間で大流行を引きおこしてしまいます。
そこで、回避のために「インフルエンザ予防ワクチン」が思い浮かぶと思うのですが
ワクチンを「打てば安心」というわけにはいかないのです。
その理由として、インフルエンザA型でも144種類あると言われ
1本のインフルエンザワクチンですべての種類に効果があるわけでは無いこと。
ワクチンの予防効果は約70%とも言われているので
予防注射を打ってもインフルエンザにかかってしまう人もいるのが事実です。
ですので、インフルエンザ=予防注射と直感的に考えず
今年は以下の情報をキャッチして予防策を立ててみてはいかがでしょうか?
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でも、まずは予防が大事。
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