その褒め方 逆効果!ですよ。

しばやん

2013年02月02日 19:33

子どもは褒めて伸ばすべきと信じ育児に勤しんでおられる親御さんも多いだろう。


しかし実際大して気持ちもこもっていいないのに「あ~、偉い偉い…」と適当に褒めてはいないだろうか?!
もちろん自省の念も存分にこもっているのだが…。


ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジで心理学を教える精神分析医Stephen Grosz氏によると、そういった気のない褒め言葉では子どもが育たないばかりか、かえって子どもの自信を奪う危険すらあるという。


気のない褒め言葉は思いやりの欠けた批判と同じで、子どもに関心がないことを示しているだけと警告している。


一方心からの賛辞は子どもにも伝わり「すごい!芸術家みたいね!」とか「本当に賢いね~!!」などと褒めれば、学校の成績もグンと伸びるという。


同教授は親や教師に対し子どもを褒める頻度を減らし、その子が本当によく頑張ったときに褒めてあげるのが効果的とアドバイスしている。

同氏の主張を裏付ける興味深い調査結果もある。


米コロンビア大学が10歳~11歳の子ども128人に数学の問題を解いてもらい、一部の生徒は「よくできたね!頭良いね」と褒め、他の生徒は「よく出来たけどもっと頑張らないとダメだね!」と激励したという。


その後より難しい問題を解いてもらうと、ただ褒められただけの子どもは叱咤激励された子に比べスコアが低く、言い訳のためにうそまでついたという。


ただ褒められれば良いというものではなく、子どもは親が自分に愛情や興味を持っているのかを敏感に感じ取っていると胆に銘じておく必要があるようだ。



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