子育て・食・運動・環境などを通してご家族の健康・成長を応援します。 セミナーやイベントをフェイスtoフェイスで情報発信。

2012年09月23日

計算力、実験力、発想力を磨けば一流校への道が開ける

「計算力はすべての算数の足腰となるもの。小学校で習う計算がきちんと身についていれば、
中学の数学は楽に乗り切れます」と進学塾VAMOSの代表・富永雄輔氏は断言する。

計算のバリエーションのほとんどは、実は小学校で出尽くしてしまう。
中学以降の数学は、すでに習った計算法をもとに、出題のパターンが変化するだけともいえる。

そのため、計算力のある子にとって中学以降の数学は前倒しで学ぶこともできるほど楽なものになり、
逆に計算が苦手な子は、問題を解くのに手間取ったり、計算ミスによる誤答によって自信をなくし、
数学全体が嫌いになってしまう。

「中学受験をして灘や開成といった難関校に受かる小学生と一般の子を比べると、
前者に必ず備わっているのが、計算力なのです。計算が早く間違えずにできれば、
問題の本質にじっくり向き合う余裕が生まれるので、算数全体への理解も深まります」

電卓やパソコンがある現代だからこそ、計算力はおろそかにはできない、
算数の上達を支える重要なカギなのだ。

ところが親の世代と比べ、今の子供たちは計算力不足が非常に目立ち、
教育現場で軽視できない問題になっているという。

しかしその克服は決して難しくはない。「1日10問より20問」と富永氏が言うように、
量をこなすトレーニングをすればいい。筋トレと同じだ。

継続は大変そうだが、逆にいえば、「毎日コツコツ続ければ、どんな子も必ず身につくのが計算力」。
最初のうちは、厳しい試練と感じられるかもしれないが、
続けるうちに計算力が一気に上達する瞬間がやってくる。

子供の脳の「エンジンにターボがかかった」状態になるというのだ。
そのとき感じる達成感は、きっと算数力アップのバネになるはずだ。

中学以降は授業内容が急増し、計算練習だけに集中する時間は取りにくくなるので、
できれば小学生のうちにしっかり習得してほしい。

また、計算が得意だという子も、補強の意味で桁数の多い数字に慣れておくことが大切だ。
というのは、小学校の計算で出てくる数字は、小数ならばせいぜい小数点以下2位まで。
これを小数点以下4、5位の数字のまじった計算もできるようにしておくといいだろう。

計算の原理原則は変わらなくても、桁数が多くなっただけで子供は難しく感じ、計算ミスも多くなる。
しかし、学年が進んで理科の実験や社会科の統計で結果を求める計算などを行うようになると、
桁数の多い数字や割り切れない数字が頻出する。

算数だけでなく、他の教科にも波及するだけに、慣れておくに越したことはない。

中・高・大学入試はもちろん、近年は就職試験でも計算問題はさかんに出題される。
また、社会へ出ても、「ビジネス書の世界で算数本ブームとなっているように、
どんな職業も数字が基本」(富永氏)。「計算力」は一生ついて回る力なのである。



同じカテゴリー(子育て)の記事画像
夏休みチームで身長UP!「身長UPクリニック」モニターチーム募集詳細
お子さんの身長をチェック!
ご家族みんなで福集め!
小食で、好き嫌いが多く、背が伸びない!どうしたらいいの??
”運動会”が終わった後のお子さんの足は、どうなってますか?”
自分の身体は自分じゃわかりません。・・・・でした。
同じカテゴリー(子育て)の記事
 夏休みチームで身長UP!「身長UPクリニック」モニターチーム募集詳細 (2016-06-29 09:48)
 お子さんの身長をチェック! (2015-12-28 18:59)
 ご家族みんなで福集め! (2015-01-31 18:08)
 2015年のお年玉教育始まりま~す。 (2015-01-06 20:00)
 小食で、好き嫌いが多く、背が伸びない!どうしたらいいの?? (2014-11-29 19:09)
 ”運動会”が終わった後のお子さんの足は、どうなってますか?” (2014-10-28 14:07)

Posted by しばやん at 10:53│Comments(0)子育て
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。